もともとは娘の学校の「先生」だったetaがsisiにやって来たのは3年前。

sisiプンゴセカン店 横の複合施設”garden”を作る事に決まったころでした。

彼女が選んでやって来てくれた、とはいうものの、sisiや幾つかのカフェ、レストランを経営しながらも大きな規模の”garden”を開けるといううちの会社にとって完全に「持て余す」仕事量、etaが居なかったら「開いてなかった」のでは?と思う程。

前々から知っていたもののsisiにとって彗星のごとく現れた彼女は”sisi”にとっては救世主sisiは日系企業と言う形はとっているものの、まだまだ「商店」の感覚を抜け出せない(ま、私は未だに抜け切れてませんが)状態だったのに、やり手の彼女の目線とコネで「しっかり」底上げされ、「お?sisiもなんだか会社っぽくなったな!」と自他ともに認めれるようになったのでは?

*ジャカルタのイベントを始める事になったのも彼女の存在ありき、です。 *いつもsisiの新作をみては「あぁ!」と頭を抱え嬉しい悲鳴のsisiヘビーユーザーでもあります。
それぐらいすっかり頼り切り、入った年から心配性の私は「居なくなったらどうしよう?その時の事を考えながら私たちもちゃんと力を付けて、そして彼女が去りたい時には笑って送り出してあげなくては」なんて考えていたものです。

そんなすっかり頼りにしている彼女ですが実は1日4時間勤務。元々はジャカルタに暮らしていたジャカルタっ子。仕事もできるし、できる人はひたすら仕事をし続ける事が出来る、というか頼まれ続ける日本のような環境に彼女自身も「嫌気」がさし、バリ島、それもウブドにどーんと飛び込んで来た様です。

学校での仕事を4年経験し(最初は幼稚園の先生、そして事務局へ移動)そしてsisiに来たのはやはりいろいろ思う所もあった様。 なので8時間フルで仕事をするのはしばらく止めて短く仕事をして、残りの時間を自分の時間として有効に使おう、と決めたそうです。とは言え平均的な人の10倍、いやもっと?仕事の出来る人だから時間じゃないんですね、お給料の面でも言えることだけれど。

オモシロイのは事務仕事がバリバリ出来る彼女は同時にクリエイターでもあり、ウブドでの初の定期的にきっちり行われる手作り市”pasar-pasaran”の主催のひとりでもあり、(私も本当に楽しみにしてるのですが)sisiでもサンプル作り、や私がデザインをしたり色選びをするときのアドバイザーとしても重宝しています。

*ウブドの名物となりつつあるクラフトマーケット(手作り市)"pasar-pasaran"の主宰のひとり。メインの会場としてsisiプンゴセカンに併設する"garden"が使われています。
ジャカルタ人であるetaはバリ人スタッフたちと同じ「インドネシア人」でありながらもバリ島では「半分外国人扱い」されている様に思います。それを彼女はうまく「利用」していると思います。バリ人スタッフも同じ! 同僚に言えない事も、でもボスになんとなく伝えて欲しい事を彼女なら言い易い。etaもインドネシア人としてスタッフに寄り添いながらも経営者である私の立場もちゃんと理解してくれている。 sisiの中では比較的新人さん、でも私に近いところでそれも特別なシフトなので周りの反応はどうなんだろう?と思っていたけれど、その辺の距離の取り方も(他のスタッフとの)絶妙。

嫉妬深い、でも単純で人懐っこい彼らと本当にうまくやっているのは「幼稚園の先生」の経験が役立っているのではないだろうか?と思うのは決して「バリ人が幼稚園並みだ」と言うことではなく、我慢強く、そして観察力に長けているということ。

「ちょっとボス、この前もそれ言ったでしょ!ちゃんとしないと皆が困るんだからしっかりして!」
「今日は10時からミーティングですよ!覚えてる?ほーらやっぱり遅刻か。ok、ちゃんと私が繋いどきますからねっ」
「甘いんですよ、大体、甘すぎるっ ダメなものはダメってちゃんと言って!ほらっ」

なんて私のお尻を蹴り上げて?くれる存在は本当にありがたく、三姉妹の末っ子社長としては「へへへ」なんて舌を出して言う事を聞き易い。
さぁ、sisiに私に懲りずにいつまで付き合ってくれるのかな?と思いつつも、同時に「私が良い旦那を見つけてやらねば」というおせっかい心と両方で彼女との公私混同のお付き合いは今しばらくは続いて行きそうです。

sisiのトップページへ戻る
■月に1回のペースで更新中『sisi図鑑』。sisiを作る大切な人とバッグのご紹介。
Copyright (C) sisi. All Rights Reserved.